神戸市の物品等の調達に係るルールのあり方(2025年9月8日)
市会発言
Q.質疑
GPA(※)未加盟国を原産国とする製品を調達から排除することは、WTO/GPA違反にあたるのか。また、日本の商社や米国企業を経由していても、結果的に中国製品であるという迂回調達がある。立法趣旨を鑑み、調達のあり方を見直すべきと考えるがどうか。
A.回答
違反となるか、外務省の見解を確認しているところである。WTO案件(※)の見直しは政府において検討されるべきことと認識しているが、本市としてもWTO案件自体が地元優先発注を阻害する恐れや、自治体に事務負担をもたらすという課題認識を持っており、その点も含めて検討されることを期待したい。
(※)GPA…政府調達に関する協定(Agreement on Government Procurement:略称GPA)は複数国間貿易協定と呼ばれる協定のうちの一つ。
(※)WTO案件…WTO(世界貿易機関)が定める「政府調達に関する協定(GPA)」の適用を受ける入札案件のこと。日本国内だけでなく、外国の企業も入札に参加できる公共調達案件がWTO案件となる。
当日の質疑項目
1.人口減少下における市の方針の明確化と徹底した情報発信について
2.森林施策のさらなる推進について
3.人事・労務施策について
4.廃棄物処理行政について
5.港湾法を順守した港湾管理について
6.AIカメラを活用した防犯機能の高度化について
7.神戸市の物品等の調達に係るルールのあり方について
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